フラワー墓地とは?

お墓を選ぶということ

お墓というと、墓石がいくつも整列している場所を想像しますよね。 お墓の大きさは大小さまざまですが、日本の仏教的なお墓は墓石が三段積み重なった和形三段と呼ばれるスタイルが主流です。 ほんの30年ほど前までは、日本のお墓のほとんどがこの形式を取っていました。

海外でも日本のように墓標を作り、故人を弔う方法もあれば、鳥葬や川に遺骨を巻くといったやり方をとる国もあります。 日本でも海外の文化に触れる機会が増え、新しいお墓の形が取り入れられるようになってきています。

花壇

新たなお墓・供養の形として、
・樹木葬
・散骨
・フラワー墓地
・ガーデン霊園
・屋内堂での永代供養

などが挙げられます。

このような墓地・供養の様式が広まってきた背景として、生活スタイルの多様化が大きく影響しています。 以前は、お墓は親から子、子から孫へ先祖代々引き継いでいくものでした。

しかし、核家族世帯の増加や少子化によってお墓を引き継げる人が減少し、無縁仏になるお墓が増えています。 また、「死んだ後も子供に迷惑をかけたくない。」と考える中高年以降の世代も増えており、永代供養や樹木葬などが選ばれています。 一昔前の「お墓を先祖から受け継ぐのが当たり前」の時代は、終わりを迎えつつあるのです。

樹木葬 ガーデニング墓地

フラワー墓地について

フラワー墓地

フラワー墓地は、近年女性を中心に注目を集めています。
墓石の周りに、亡くなった人が好きだった花を植えたり、その人を連想させるような花で飾るのがフラワー墓地です。

普通のお墓は、花を供えることはできても花を植えることはできません。 フラワー墓地は、お墓の左右もしくは正面に設けられた花壇に好きな花を植えることができます。 お花好きの人にとっては、非常に嬉しい供養の仕方ですよね。

また、植えた花は切り花と違ってきちんと手入れをすれば長持ちします。 お墓の周りを常に花でいっぱいにしておくこともできるのです。

亡くなってから自然に還ることができるという点も、フラワー墓地の人気のポイントです。

さらに、四季折々で変化する花の表情を楽しむこともできるのです。 加えてどうしても暗いイメージを持たれるお墓ですが、色とりどりの花に囲まれたフラワー墓地なら明るくかわいらしいお墓になります。

フラワー墓地に植える花について

フラワー墓地

フラワー墓地に植える花に特に決まりはありませんが、トゲが多い植物やにおいが強すぎる花は嫌がられます。 また、つる性の草花も管理が大変で、周囲のお墓にまでつるを伸ばしてしまうことがあるので避けた方が無難です。

植物は意外と成長スピードが速く、生命力の強いものが多いです。 根が強すぎると、墓石にひびが入る可能性もあります。

例えば、バラ・ザクロ・スズラン・トリカブト・ユリ・アサガオなどはお墓で避けた方が良い花の代表例です。 あとは特に決まりはありませんので、故人が好きだった花や好きだった色、雰囲気に合わせた花を選べば大丈夫です。

もしも、故人の一番好きだった花がバラだという場合は、トゲを取り除くなどの配慮をすれば植えられる可能性もあります。 霊園ごとにしきたりや規則が異なるので、植えていい花といけない花について相談してみることをおすすめします。 こまめに手入れしなければいけないような物や気候の変化に対応できない弱い花は、すぐにダメになってしまう恐れがあるので注意してください。 菊は、丈夫で長持ちする花なので、お墓に備えるのはもちろん植えるのにも適しています。

花を植える場合は、害虫避けになるような草を一緒に植えると良いです。 フラワー墓地を許可している霊園では、管理者が花の世話を行ってくれるところも少なくありません。

お墓を建てる前に、植物の管理はどの程度行ってくれるのかを確認しておきましょう。

自分らしいお墓を作る

フラワー墓地

今までのお墓は、値段も大きさもデザインも大差はなく、決まったものの中から選ぶというやり方が普通でした。 今では、お墓の見た目もひとつの形式にとらわれず、「自由に好きなものを選んでいこう。」という考えが浸透しつつあります。

墓石に記す言葉ひとつとっても、書体も内容もさまざまです。 キャラクターや動物を模した像を墓標にしていることもあります。

「お墓イコール死んでしまった人が眠る悲しい場所。」という固定概念から、明るく楽しい雰囲気を醸し出すお墓にしたいという人が増えているのです。 その人らしさが表現されているお墓なら、亡くなってからもその人を感じることができますよね。

ひとりひとりの個性を活かし、家族の負担にならないお墓・供養のスタイルを見つけていきましょう。

フラワー墓地とガーデニング墓地の違い

フラワー墓地とガーデニング墓地は、とてもよく似ています。 実際、同じような意味で使われていることも少なくありません。

ガーデニング墓地は、霊園・墓地全体が整備されて、公園と一体化している墓地のことを言います。

フラワー墓地は、ひとつのお墓の周りを草花で飾る形態で、霊園全体の雰囲気づくりをしているわけではない所が特徴です。

ただし、霊園の通路に花を植えたり、木々を使うことで霊園全体を自然豊かな雰囲気にしているフラワー墓地も増えており、二つの線引きは曖昧なものになりつつあります。

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