ガーデニング墓地とは?

埋葬方法が選べる時代

ガーデニング

大切な人や自分が亡くなった際に、どんな方法で供養するか悩みますよね。 日本で古くから行われてきた埋葬方法は、墓地や霊園の土地を利用して、地中に遺骨の入った骨壺を埋め、その上に墓標となる墓石を建てるという埋葬方法です。 そして、先祖が建てた墓をその子孫たちが受け継いで、参拝や管理を行うのが一般的でした。

しかし、最近では結婚という形にこだわらない人や子供を持たない人、ずっと単身者のままの人などライフスタイルの選択肢が広がってきています。 そのような時代の移り変わりに対応して、亡くなった後の埋葬方法も選択肢が広がりつつあります。

今や、「どんな風に見送ってもらいたいか。」「死んだ後どのような存在でありたいか。」などを考慮して、埋葬方法を選ぶことができる時代なのです。 なかでも、散骨や樹木葬など自然に還る形の埋葬方法の需要が増えています。

樹木葬 フラワー墓地

ガーデニング墓地とは

ガーデニング墓地

ガーデニング墓地あるいはガーデニング霊園という言葉を聞いたことがありますか?

ガーデニング墓地とは、花や緑で覆われた場所を霊園・墓地として利用する形態のことです。 墓石の周囲に花や木を飾ったり、低めの木を植える人もいます。 お墓の周りだけでなく、霊園全体が草花で覆われて公園のようになっている墓地も多いです。

特にガーデニング墓地を謳っている霊園は、海外の庭園を思わせるような作りになっています。 お墓というと、普段は立ち入りづらい雰囲気を感じることも多いですが、ガーデニング墓地は公園と墓地が一体となったような形で、ゆっくりくつろぐこともできます。

美しい植物に囲まれて眠ることができるという点が支持されており、自然が好きな人に選ばれている埋葬方法です。

ガーデニング墓地の特徴

ガーデニング墓地には、以下のような特徴があります。

◆参拝しやすい

参拝

多くの霊園は、都心から少し離れた郊外に作られています。 ガーデニング墓地は、駅の近くや都心の近くにあることが多いです。

駅に近いと公共交通機関で参拝に行くこともできるため、お参りに訪れるのが楽というメリットがあります。 また、公園になっているので格式ばった「お墓参り」ではなく、「ちょっとあの人に会いに行こう。」というような気軽な気持ちで足を運ぶことができます。

◆管理されている

管理

ガーデニング墓地は、植物の状態をきれいに保つことがとても重要です。 いくらたくさんの花が植えられていても、枯れてしまっていたり、雑草が伸び放題だとがっかりですよね。 しかし、そんなに頻繁に家族がお参りに行けないお墓は、そのような状態になる可能性があります。

ガーデニング墓地は、霊園の管理スタッフがしっかりと草花の手入れや園内の清掃を行うため、いつでもキレイな状態が保たれています。

◆宗教は問われない

宗教

従来のお墓は、仏教以外の宗派の人が入ることを禁じていることも少なくないです。 また、異なる宗教の人のお墓は柵で仕切られていたり、別々の場所にお墓が建てられたりという事があります。

ガーデニング墓地は、基本的に特定の宗教の人は入れないということはありません。 どんな宗教の人も同じ場所で、同じように埋葬されます。

◆子供や高齢者に優しい

バリアフリー

ガーデニング墓地のほとんどは、段差や階段の少ないバリアフリーになっています。 車いすの人や長時間歩くのが困難な高齢者にも優しい構造になっているのです。

また、動き回る子供が一緒でも段差が少ないので安心です。 カラフルな草花が咲き誇る霊園なら、飽きっぽい子供でもお墓参りができそうですよね。

◆景観を損ねない

景観

墓地があるとどうしても、その周囲の景観が暗くなってしまいます。 公園と一体化しているガーデニング墓地なら、周囲の景観を損ねることなくお墓を建てることができるのです。

全国にあるガーデニング墓地のなかには、周囲の建物とのバランスや、公園全体のデザイン性を考えて作られた霊園もたくさんあります。

お墓を選ぶときは慎重に

時代が進むにつれて、人々の生き方も多様化していきます。 それに伴って、生きている時だけでなく死んでからもどのように故人を供養するかを考える人が増えてきました。 もちろん、従来通り先祖代々引き継がれてきたお墓に入ることを望む人もたくさんいます。 どれを選ぶのが正解なのかではなく、そのお墓に入る人の気持ちを尊重できる供養・埋葬の仕方を考えることが大切です。

樹木葬とガーデニング墓地の違い

ガーデニング墓地と似ていると思われがちなのが「樹木葬」です。 どちらも自然と一体になれる、花や木が近くにあるという点が似ています。 なかには、樹木葬とガーデニング墓地が混合している霊園もあります。

では、ガーデニング墓地と樹木葬はいったい何が違うのでしょうか?

樹木葬というのは、土に埋めた遺骨の上に墓標として墓石ではなく樹木を植える方法です。 木が墓標となり、家族や本人の希望でその周りに草花を植えることもあります。 樹木葬が許可されている霊園に埋葬され、ガーデニング墓地のような公園形式というよりは、一般的なお墓の雰囲気に近いケースがほとんどです。

一方でガーデニング墓地の墓標は従来の通り、墓石となることが多いです。 その墓石の周り、また霊園全体に草花が植えられ洋風庭園のような場所が霊園となります。 園内にはベンチや休憩スペースがあり、墓地というよりは自然豊かな公園の中にお墓があるというイメージです。

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